感想:五感に働きかけてくる住まい

「住み手と向き合い、その希望以上のものを形づくる。」その技量に圧倒されたというのが率直な感想です。

異素材を組み合わせた外壁は、躯体そのもののフォルムを引き立たせ、粋で、目に楽しく、気持ちを豊かにしてくれます。

切妻屋根そのままの形で高く取られた居間の天井は「開放感」を演出し、そこに走る力強い無垢の梁は「包まれる安心感」を与えてくれます。

難しい立地条件にも関わらず、窓は日の光を居室深くまで招き入れてくれ、気持ちの良い風さえ通り抜けていくのです。

家を形づくる様々な要素が、五感に働きかけてきます。

毎日家中を走り回る幼い二人の子供の成長にもプラスになると確信しています。

何度となく繰り返された柏木さんとの対話(打ち合わせ)を通じ、
家族の今迄をふりかえり、今後について検討しました。
新居を構えるという大切なタイミングに、柏木さんが家族の隣にいてくださるか否か。
この差はかなり大きいはずです。

「中身の濃い設計です。」と仰っていたのを今でも思い出します。
その家に実際に住めている幸せは言葉で表現できませんが、
若輩者の私たちに真摯に向き合い、
技術と経験とセンスを注ぎ込んでくださった柏木さんに深く感謝しながら
毎日を大切に暮らしていこうと思います。
2013年12月3日建て主S氏