感想:「多くの人の思いが詰まった家」

私たちが家を建てようと考え、生活建築設計室を訪問したのは、2011年が明けて早々のことでした。
柏木さんの住宅に対する考えをお聞きし、ホームページに紹介されている実績例を見て、設計をお願いしようと決めました。

その後、柏木さんに幾つかの土地を見ていただき、隣接する家との関係性や冬期間の雪のことなどまで検討していただきました。

ただ、選んだ土地は急傾斜地で不安があったのですが、道庁が建てても大丈夫というお墨付きがあるのだからという柏木さんのお言葉(お墨付き?)もあり、購入する運びとなりました。

柏木さんには土地の売買契約にも立ち会っていただき、契約は無事に完了しましたが、 その購入の一時間後にあの大きな地震がやってきました。

こうして今、新しい家に住んでいること・・・ 震災で大切な家を失われた多くの人達には 申し訳ない気持ちもあります。

その後何度も時間を取っていただき、打ち合わせ重ね、私たちの曖昧な希望を具体的な形で取り入れていただき、設計図が完成しました。

その後はこの設計図に沿い、この家の建設のために多くの業者さんが携わっていただきました。また、家の材料となる木材も多くの人達が年月をかけ育て上げた木を使わせていただきました。

一軒の家を建てることは多くの方の知識と技術、そして苦労から建つのだと知り、感謝しています。
この年に家を建てて住むというのは心苦しいところがあります。
とはいえ、縁あって完成した素晴らしい住まいです。

・・・・以上ご主人から頂いた感想です。

次は奥様から頂いた感想です。

床下を利用する暖房システムには驚きました。家の北側にあるトイレ・洗面所の床が暖かくて感動します。
猫達も暖を取りにいきます。

食卓につき上を見上げると天窓から雲の流れが見えます。
天窓の雨音で雨に気付きます。
夜、月や星が天窓から寝床を見下ろします。
外の明るさや木々の揺れる様子を、
障子越しに感じます。

朝日を思い切り浴びることができるし、
夕暮れを楽しむ為、カーテンを開けっ放しにしておくこともできます。
思い切り声をあげて笑うことができ、
少し大きめの音で音楽を楽しむことができます。

薪ストーブの薪は2年乾燥させなければいけないけれど、
待っていられないほど燃える姿が美しいこと、

檜のお風呂は想像以上に気持ちがよいこと、
道産木材が9割以上も使われていること、

年寄だと思っていた猫の運動量が格段に増えて健康的に痩せたこと・・!身の丈という言葉が私たちに当てはまらないような立派すぎる程の素敵な住まいです。

この家をずっと素敵に保ちたい。私たちはこの住まいを得て「ハウス・キーピング」という言葉の意味を知った気がします。
毎回、依頼者の理想に沿って建てられる家は間取りも材質も違うのに、職人さんはそれぞれの家を立派に仕上げておられます。
柏木さんのきめ細やかな設計を具現化できる職人さんはそうおられないのではないでしょうか。
柏木さんをはじめ、関わってくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

実績の紹介「 住宅Ⅱ:景色を見る間取り 」もご覧ください