建築家の椅子展

2008年6月26日

世界(欧米人)の建築家のデザインによる「建築家の椅子展」が6月21日(土)~7月21日(月)まで釧路芸術館のフリーアートルームで行われました。
近代・現代椅子のコレクターとして著名な織田憲嗣(おだ のりつぐ)さんの所蔵する中から作品25点を紹介するものです。

主催は「建築家の椅子展」実行委員会(北海道立釧路芸術館・(社)北海道建築士事務所協会釧路支部・ 月曜塾)です。
私たちのくらしにおいて「椅子」は無くてはならない存在です。
床座のくらしがいつの間にかあたりまえのように椅子座中心の生活スタイルになりました。
実行委員に参加している建築人の誰もが仕事柄(?)「椅子」に興味を示します。その想いがこの度の「建築家の椅子展」につながりました。

主催者のあいさつ文では次のように書かれております。
「毎日の生活の中で使用されることを考えて製作した椅子には、それぞれの建築家の美意識や思想、そして愛情が注ぎ込まれているのです。

時を経過しても変わることのない美しさの存在や、物を大切にすることの素晴らしさを感じていただければこれに勝る喜びではありません」と。
出展作品をその建築家の建築写真と見合わせながら、かたち、つくり、素材、寸法、色あい、機能性、そして美しさなどを切り口として見ると興味が深まります。

どこかの有名建築物の中で見かけたもの、いつかは見たかったものをこのようにまとめて見ることができるのは嬉しいかぎりです。残念ながら腰をかけて「座りごこち」を確かめることはできませんが必見の価値は十分あります。

ちなみに会場入り口に展示してある彫刻家、流政之(ながれまさゆき)さんの「NAGARE chair」は腰をかけることができます。この椅子こそ必座の価値ありです!!

期間中7月5日(土)午後6時半からは織田憲嗣さんからの基調講演「家具と空間の彫刻家~フィン・ユールの椅子と建築」が同芸術館アートホールにて行われます。フィン・ユールのイージーチェアは " 世界で最も美しい肘をもつ椅子 " とのこと。その紹介が大いに愉しみです。