設計図面はなぜ必要?

2008年10月16日

住まい=住宅(建物)づくりは、設計をしてから工事(施工)をします。
その逆はありません。
どんなにしっかりした誠実な施工者(工務店やハウスメーカー)でも設計が良くなければ、住む人の立場になって考え抜かれた、いわゆる良い住宅はできません。

ところが今日の多くの住宅が〝設計すること〟を省略し図面足らずで造られております。
知る限りでは工務店やハウスメーカーなど(いわゆる設計と施工を行う建設会社)で書く図面は建築確認申請に必要な範囲の配置図、仕上表、平面図、立面図、断面図程度と聞きます。
これで見積りをし契約をし工事を行います。

そしてこれらの図面によって住む人(建て主)は〝住まい〟を理解することになります。
基礎や梁の架構や造りなどの構造、室内の見え方(空間)がどうか、ドアの把手はどんなものか、設備はどうなってるか・・・・
などは、施工者の判断で見つくろい、さじ加減をして見積書を作ることになります。
住む人(建て主)にとっては、完成まで理解度と不明なことや、あいまいな部分をかかえながら・・・。
すべては、その施工者を信じてまかせるというすすめ方です。

仮に施工者が決まっていても〝設計はちゃんとしたい〟と、専業(工事はしない)の設計事務所に設計と監理(建て主の代理として設計図と契約に基づき、工事を監督、管理をすること)を依頼されますと曖昧さをなくす見積りや工事につながり、そしてこれからの暮らしを考建て主の納得づくですすめられた設計図を作成します。

その設計図とは、施工者の都合に合わせるのではなく、住み人(建て主)の立場にたって、構造から、仕上までの つくり がわかるように、各性能の安定を図り、くらし良い間取り、すてきな空間づくり、デザインの良さ、陽の入れ方、風通し、エコ住宅を考えた材料選びなどなど、住まいのイメージを固められるように住宅の隅々まで考え抜かれた図面です。
正確な工事の見積りに必要な図面は、建築確認申請に必要な図面を加えて、少なくとも20枚以上になります。

生涯で最高の買いものだからこそ、良い設計図面による住宅づくりが必要だと思います。